面接の基本的な流れ
面接当日に落ち着いて受け答えをするためにも、
面接前にはシミュレーションが欠かせません。
そして、そのためには中高年の転職の面接が
どのように進められるのかを知っておきましょう。
面接の流れを知ることで、より具体的なシミュレーションと
面接対策をすることができるようになりますよ。
面接の流れを知っておくべき理由
面接の基本的なルールを押さえたら、次はどのように面接が進められるのか流れを理解しましょう。
流れを知るべき理由は、大きく2点あります。
- 面接のシミュレーションがしやすくなる
- 常識的なマナーを知らなければ評価が下がる
この2点が重要です。
1.面接のシミュレーションがしやすくなる
面接対策のためには、より細かいシミュレーションをできるかが勝負を分ける鍵となります。
それは事前に面接の流れを知り、練習をしておけば、
当日焦ることなく受け答えができるからです。
いつでも「出たとこ勝負!」にするのではなく、流れを知りながら、
自分のペースをいつもキープできるようにしておきましょう。
2.常識的なマナーを知らなければ評価が下がる

「中高年の転職者=常識があって当たり前」と思われています。
面接時での振る舞い・マナーというのは「知っていて当たり前」というのが
中高年の転職者に課せられたイメージなのです。
このイメージを打ち砕くように常識のない振る舞いをしてしまうと
それだけで低評価=不合格となってしまいます。
流れを知るというのは、常識者としての振る舞いを身につける
ということでも重要なことなのです。
こう進められる!面接の流れ
面接の流れを簡単にまとめると次のようになります。
- 会社で受付を済ます
- 面接会場に入る
- 面接スタート
- 面接会場を出る
それぞれについて気をつけるべきことを説明していきます。
1.会社で受付を済ます
- 面接時間の10分前には必ず受付に到着する
- 遅れる場合には必ず電話で連絡を入れること
- 面接前には必ず身だしなみを整える
- 提出資料がある場合は面接会場に入る前に出しておき、鞄は足元に置いておく
2.面接会場に入る
- 名前を呼ばれたら、ドアを2~3回ノックする
- 「失礼します」と断ってから入室する
- ドアを閉めるときには後ろ手はダメ。きちんとドア側を向いて締める
- 椅子のところまで進み「本日は宜しくお願いします」と挨拶をする
- 面接官から「どうぞ」と言われたら椅子に座る
※既に面接会場に通されていた場合
- 提出資料がある場合は机の上に取り出すか、足元に置いてある鞄から
すぐに取り出せるようにしておく - 面接官が入ってきたタイミングで起立する
- 面接官が着席したら「本日は宜しくお願いします」と挨拶
- 面接官に「どうぞ」と言われてから着席する
3.面接スタート
- 面接官から氏名の確認があったうえでスタートします
- 以降、面接官の質問に対して回答していく形式
- 最初はアイスブレイク(今日はどこから来たのですか?)などの簡単な質問から始まり、
転職者を落ち着かせようとする企業が多い - アイスブレイクで緊張がほぐれた後に、定番の質問(職務経歴・退職理由・志望動機など)を
質問される - 定番の質問後には、より突っ込んだ実務・成果についての質問や、リーダーシップやマネージメントなどについてのあなたの考え、キャリアプランなど職務経歴書からさらに発展した内容を聞かれる
- 終盤は勤務条件や入社時期などの待遇について確認
- 最後に「質問はありますか?」と転職者側が質問する時間が作られる
- 面接官に「以上で面接は終わりです」と言われたら面接終了
4.面接会場を出る
- 面接終了時には、立ち上がり「本日はありがとうございました」と伝える
- ドアの前で再度一礼し、ドアを静かに閉めて退室する
- 受付を通る際にも「ありがとうございました」と一言いうのがベスト
このような流れ、所作で面接を受けるようにしてください。
まとめ(面接の流れを知りシミュレーションを)
このページでは面接の流れについて詳しく説明しました。
ポイントをおさらいすると、
- 面接対策はどれだけシミュレーションするかで勝負が決まる
- 中高年の転職者は面接での振る舞い・マナーがあって当然だと思われており、
それができないと低評価を受けることになる - 面接における1つ1つの動作が企業(面接官)を敬うため、どれも欠かさないように
落ち着いて面接を受けるためにも、
この点だけはしっかりと頭の中に入れておいてください。
流れを理解することができたら、次は「第一印象に最大の注意を」に進んでください。
あなたの評価を大きく左右する第一印象についての説明をします。